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蔵の現場視察に渡邊さんと行きました。
瓦屋根の下地を施工中です。
瓦屋根の下地を見る機会は少ないので、
この機会にしっかりと学ばなければと思います。
そして、渡邊さんから「この部材は何かわかる?」と聞かれ
咄嗟に出てきませんでした。
うろ覚えなところはしっかり改善していきたいと思います。
それは置いておいて、広小舞の出隅や登り淀の棟がきっちり
揃っているので綺麗です。
この上に瓦が乗ってくるので、下地の正確さは重要です。
ですが、その下地が何かわかっていなかったので、
見るだけでなく意味を考え覚えておきます。
次に私が図面を描くときに屋根瓦となったら
描けないではダメなので、
今はしっかり目に焼き付けている最中です。
僕がたぶん10年くらい使っている三角スケールです。

設計士の必須アイテムで、三角の各辺に沿って、
6種類の縮尺の目盛りが付いた便利な物差しです。
僕のは1/100~1/600が付いています。
ご覧の様に、赤ペンで汚れまくっているのが1/100の目盛り。
住宅規模のスケッチで一番よく使う縮尺なので、この有り様です。
1/100は、1cmが1m。
まあ、わかりやすい事。ぶっちゃけ、普通の定規で事足ります。
それに引き替え、ちょっと大きな建物を扱う時は、
馴染みのない縮尺を使う機会が増えます。
1/100なら、極端な話、目盛りがなくても描けちゃう部屋も、
1/200とか言われると、定規なしではまず描けません。
そんな事から、とても大事な道具なんですが、
なんとなく、ずっと同じ物を使ってしまっています。
スケッチ用のシャーペンも15年物。
どちらも、決して綺麗とは言えませんが、
手に馴染んで手放せない道具ってありますよね。
長良川沿いのリノベーションのLDKの様子です。
床:インドネシアチークのヘリンボーン
タイル:白系
②外部サッシ:スチール框戸
床:ローズウッドのヘリンボーン
タイル:グレー系
①のデザインは全体的に明るく、自然に溢れ爽やかな印象が感じられます。
「木」は年月とともに変化し、味が出てくるので人に近い素材と考えられています。
そのため、安心感やぬくもりを感じることができます。
ただし、使いすぎには注意です。
視野が散漫として、暑苦しく感じることがあるためです。
②のデザインは重厚な雰囲気で、落ち着いた印象です。
大人の社交場のようなシックなデザインは歓談の場に最適です。
逆に真黒は人を寄せ付けにくいイメージがあるので、的確な配置が必要です。
どちらも甲乙つけがたいデザインですが、それぞれに良し悪しがあります。
これから設計を考えられるなら、素材選びを吟味してはどうでしょうか。